nousaku の 醍醐味
最近、「nousaku」のこと、モヤモヤしてました。
他の飲食店の様に お料理やワインに 特化しているわけでもなく
ただ チーズを 切っているだけで、準備も 特に無く。
自分の好きなように、お店をやっていて、緊張感が 足りないとか、
こんな状態で いつまで お店を開くのでしょうとか、
いろいろと 思うことがあり ・・・
そんな中、nousakuの醍醐味を 感じることが
立て続けに 4つ 起こりました!
一言! nousakuは、出会いの場所!
そのために、やり続けないといけないなぁ。
其のⅠ
次男(能作淳平)の大学の先生
「手塚貴晴」氏が、nousakuに お越しになられました。
次男が 高校生の時に(高校生では 進路など 分からないよね)
私が 手塚貴晴先生の研究室を 勧めたのでした。
高岡の大学(富大芸文)で 建築設計展が有り
お寄りくださりました (*^-^*)
其のⅡ
20年前の職場の方々が お越しに!
あの頃、新卒だった可愛い男の子が 今では、仕事バリバリ。
其のⅢ
高校の先輩お一人が、突然、関東圏より出張で、お越しに。
その頃の友に連絡したところ、直ぐに、駆けつけてくれました!
其のⅣ
先週末、初めてnousakuに お越しになられました。
25年くらい前に、お会いして 以来。
nousakuの座卓、カウンター、銘々皿、等々を
制作されました「故・瀬尾 新」氏の 息子さんでした。
朝、夫が 作りました チーズケーキを
息子さんに お出ししました。
レシピは、瀬尾 新さんから、教わったものなんです。
お父さまが お亡くなりになられ、
たくさんの作品が 自宅に遺されていて、
今年5月に 展示会を予定されているとのこと。
その報告と、お父さまが 生前、
「nousaku に 連れて行きたい」とおっしゃっていて
それが 果たせなかったため、
一度、行ってみようと思われたようです。
◉ 瀬尾新作 座卓、銘々皿、夫手作りチーズケーキ
◉ nousaku カウンター 欅
◉10年前の「瀬尾新展」のDM
以下、息子さん「瀬尾多聞」氏のインスタより。
私が 述べるより、実感が こもっていますので。
(了解をいただきました)
※※※※※※
高岡に、ずっと行きたかったお店があった
父の作品を何十年も使っていただいている
チーズとワインのお店、nousakuさん
ニューオータニ高岡のすぐそば
「まだ元気なうちにあなたを連れて、一回は行きたい」
それ、叶えてやれなかったな、すまん
夜の高岡に遊びに行く時は毎度あっという間に
酔っ払っちゃってるからな
ようやく初訪、念願がまた一つ叶った
生きてた頃の、自分の知らない父を訪ねる、
そんな感じでドアに手をかけた
店内奥に通されると席に至るまでに、器、盆、キャッシュトレーに、
カウンター天板から座卓の大きな一枚板 etc、
落ち着いた空間のそこかしこに、父の作ったものがあった
意外にもはじめて見る作風のものもあり驚く
本当に使い込まれた品々、嬉し涙が込み上げる
こんなにたくさん、店使いで活躍させてもらってるお店は
おそらく日本で一番ではなかろうか
nousakuはまるでわたしのショールームみたいだ、
と父は言っていたらしい
そりゃあ、生きてるうちに私を連れて行きたかったわけだ
それはほんと、すまん
お店の一部としてその場に溶け込み、長年多くのお客様が
父の作ったものに触れながら素敵な時間を過ごしたことを
想像すると、とても誇らしい
自分にとっては生まれた時から
当たり前に生活の中にあった父の作品は、
こうして人を介してモノや人、言葉に
触れる事で改めて良さに気付かされ、自慢の父であると
素直に思えるようになる
亡くしてから気付くものが多すぎるし、大きすぎる
そこもほんと、重ねてすまん
オーナーママとも25年以上ぶりに再会し、自分も知らない父との話を
たくさん聞かせてもらった
ご一緒させていただいたはじめましての方々とも話は尽きず
蕎文さんの家具も素晴らしく、陶器や花器も、
ひとつひとつ手にとって教えてもらいたいものばかり
そんな空間の中で、ふと流れたキャロル・キング
昨日に続いて、またしてもそんなことあるかい、と驚いた
昨晩、梟ではマスターが、
「you’ve got a friendは映画を観て以来、自分が娘に思っている
ラブレターみたいに聴こえるようになった」
と言っていた(確かそんなことを言っていた)
あら、それは素敵な解釈だな、と目からウロコ
今の自分にはどう感じるかな、と今日も車内で
聴き直していたところだった
その時点では、恥ずかしながら、
やっぱキャロル可愛いわい〜くらいだった
それから数時間後、nousakuさんで過ごす中でのまさかの
you’ve got a friend
こんなタイミングでかかるもんだから、わからん。
また違って耳から吸い込まれて、心に着地する
セレンディピティが続く
父の回顧展をやると決めてから数週間
場所と日程を決め、色々と動きはじめてから、
これだけに限らずたくさんのことが噛み合ったり、
沸き起こったりしている
うまく言葉には出来ないし稚拙な表現だけど、
どうも気のせいじゃなく、新しい風というものが吹いている
春だからなの?
昨日から会う人会う人となぜかそういう話題になる
なんとも有り難い日々過ごさせてもらっている
もっとお店の写真も撮っておくべきだったんですけど、
高岡でワイン飲むならnousakuさん、とってもオススメです
※※※※※※
他にも、ネットやグーグルを 見られて、初めての お客様も!
県外の方も 多く、また機会がありましたら 再訪をと。
nousakuで 話題に あがっている方が、
その場に 現れたり(引き寄せですね)
お客様同士の シンクロも 多々あり、驚きます!
nousaku が有るからこその 出会いです。
ずっと この場を 続けていけたらなぁと
しみじみ 思った 夜でした・・・