チーズ講座 第3弾 募集 終了しました!
- 2010年06月12日 (土)
日曜日、水曜日のコースが終了し、次は第4木曜日が始まります。
お陰様で、定員8人を上回る人数となりましたので、募集を終了します。
参加されるみなさん、ありがとうございました。
今までの講座同様、楽しい会となることでしょう♪
また様子などはブログにアップしたいと思います。
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水曜日 nousaku チーズ講座 最終回
- 2010年06月10日 (木)
水曜日コースの方々との講座も今日で最後です。
寂しくなりますね ・・・
左上より、時計回りで
●コンテAOC (Comte)
フランス フラッシュ・コンテ地方 ハードチーズ
味は濃厚ですがしつこくなく、爽やかなフルーツ香やヘーゼルナッツの香りがあります。
1個作るのに、500Lもの牛乳が必要な大型チーズで、直径は、50~70cm。
A.O.C.チーズの中では最も生産量が多く、万人に親しまれています。
6ヶ月以上熟成したもので、厳しい審査で合格した最高クラスのチーズには、
緑のベルのマークと Comte Extra の表示が許可されます。
●セル・シュール・シェールAOC (Selles-sur-Cher )
フランス ロワール河流域 シェーブルチーズ
春先から初夏にかけてがシェーブルの旬です。
ロワール河の支流であるシェール河の沿岸の「セル・シュール・シェール」という町と
名前が付いています。
セル・シュール・シェールはしっとりと肌理が細やかで、上品な食べ心地がとても良く
シェーブルの中の女王と言われています。
酸味を和らげるために、ポプラの灰と塩を混ぜたものをチーズのまわりに付着させ
チーズのサッパリとした爽やかな酸味が、辛口の白ワインのキレと非常によく合い
形状がカットしやすいです。
●バラカ (Baraka)
フランス イル=ド=フランス地方 白カビチーズ
バラカとは「馬蹄型」の意味。
この馬蹄型は縁起が良いといわれており、フランスでは幸運のシンボル。
味わいは、非常にマイルドでクリーミーで、バターのようです。
シャンパンや軽めの赤ワインとぴったり!
●ポン・レベックAOC (Pont ‐l’Eveque)
フランス ノルマンディー地方 ウォッシュチーズ
厚揚げに似た形で淡い麦藁色で筋模様があります。
ウォッシュタイプの中ではマイルドな風味で知られ、初心者にも親しみやすいです。
ノルマンディー地方ポン・レベック村がふるさと。
12世紀に修道院で作られ始め、この地方最古のチーズといわれています。
●トム・ド・サヴォア (Tomme de Savoie )
フランス サヴォワ地方 セミハードチーズ
スイスに隣接するサヴォワ地方は、アルプスの高地に位置します。
バターを作った後の脱脂乳で作られるため乳脂肪分は比較的低めで、クセもなく軽やかです。外皮はかたく、赤や灰色、黄色の自然のカビが生えてすすけて薄汚れたようではありますが、中身は黄色(タマゴ色)く、しなやかで弾力のある食感で、柔らかなミルクやナッツの味わいが噛むと口中にうまみが広がります。
●フルム・ダンベールAOC (Fourme d’Ambert)
フランス オーヴェルニュ地方 青カビチーズ
カビが多いわりに刺激が少なく、マイルドで食べやすいブルーチーズの代表です。
日本ではロックフォールと人気を二分しています。
まろやかで上品な味わいであることから「高貴なブルー」と呼ばれています。
チーズプラトーの完成
バラカは、設楽氏の高台。
花の様にドライフルーツを飾り付け、ケーキのようです~
広尾のワインバー「グレープチョイス」さんから、ローストビーフも送られてきました♪
ありがとうございます。
テキサスシャンパンやラー油でも食べてみたところ、OK!
お肉が柔らかくて美味しいので、なんでもいけますね。
いつもの手作りのパンもあります。
ほんと、美味しいものばかりで、幸せ ☆ ☆ ☆
こんな感じで、最後のパーティーは終わり。
楽しい会、ありがとうございました。
また、みんなで会えたらいいですね。
チーズ講座 第3弾
- 2010年05月21日 (金)
今日は、業務連絡が2連投ですね。
4月末をもって、チーズ講座 日曜日コースが終了しました。
6月には、水曜日コースも終了します。
「しばらくお休みをしようかな」 って思っていましたが、
次の講座が始まったら申し込みたい方が
ありがたいことに、数名いらっしゃいます。
実は、私も講座が終了すると、淋しい ・・・
そこで、6月の第4木曜日 から
始めることにします!
それでは、スケジュールです。
第1回 6月24日 フレッシュ・白カビタイプ & フランス~西部・中央部・北部~
第2回 7月22日 シェーブル(山羊)タイプ & フランス~東部・南部~
第3回 8月26日 セミハード・ハードタイプ & イタリア
第4回 9月23日 青カビタイプ & スイス・スペイン
第5回 10月28日 ウォッシュタイプ & イギリス・ドイツ・オランダ他
第6回 11月25日 1~5回 総まとめ
費用 3,000円 (白・赤ワイン各1杯 + チーズ6種類位 )
時間 19~21時 (講座終了後、自由解散)
若干名余裕がありますので、興味をおもちの方は
問い合わせ または メール ikuyo@nousaku.net をお願いいたします。
私に一度申し込みの旨を伝えられた方も
確認の意味もありますので、メールを頂けるとありがたいです。
以前の日曜日コース、水曜日コースでお休みされた方も
単発での参加も 受け付けま~す!
それでは、よろしくお願い いたします。
前回のように、楽しい講座となりますように!
こちらは、以前に 「チーズ盛合せ」 の注文をいただいたものです。
チーズを知ると、こんなプレゼント、渡したくなりますよ♪
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水曜日 nousaku チーズ講座 5回目
- 2010年05月13日 (木)
早いもので、水曜日コースも終盤に近づきました。
今回は、ウォッシュタイプチーズとイギリス・ドイツ・オランダのチーズです。
手前真ん中より時計回りで
●タレッジオDOP (Taleggio)
イタリア ウォッシュチーズ
弾力があってなめらかな組織。
爽やかでやや酸味のあるやさしい香りでウォッシュの特有の匂いは強くありません。
●ピエ・ダングロワ (Pie d’Angloys)
フランス ウォッシュチーズ
表面を塩水で洗ったあと、清水で洗い流して熟成させるためウォッシュチーズ特有の
強い匂いがしないので初心者でも抵抗なく食べられます。
脂肪分が高く、マイルドでなめらかでクリーミー。
●エポワスAOC (Epoisses)
フランス ウォッシュチーズ
フランスの美食家、ブリヤ=サヴァランが「チーズの王様」と称賛しました。
製法は乳酸菌で凝固させ、熟成中は マール・ド・ブルゴーニュで洗い、
陶器のような滑らかな肌を作ります。
強烈な個性をもつ風味は愛好者の垂涎の的です。
●レッドチェダー (Red Cheear)
イギリス ハードタイプチーズ
イギリスのみならず、世界中でも親しまれている「チェダー」チーズを、
色鮮やかなオレンジ色を強くして作ったのがこの『レッドチェダー』です。
もともと、このチーズ独特の”チェダリング法”という製法で作られるのですが、
そのおいしさが今や世界各地に広まり、多くの国々で製造されるようになりました。
ゴーダチーズと並びプロセスチーズの主な原料となっています。
●ゴーダ (Gouda)
オランダ ハードタイプチーズ
オランダで生産されるチーズの半数以上を占めます。
熟成期間で味が異なり 1ヶ月 ~ 48ヶ月の熟成別に販売され、
その組織、色、ともにかなりの変化があります。
味わいは若ければ若いほどしっとりととして食べやすいですが、
熟成を重ねるごとに組織も引き締まり、旨味が増します。
●エダム (Edam)
オランダ ハードタイプチーズ
ゴーダの次に生産量の多いチーズ。 約20%を占めます。
北部のエダム地方が原産で、輸出用のエダムチーズには赤いワックスが
かけられていることから、日本では赤玉とも呼ばれています。
今回の器は、フレスコ のガラス器。
nousaku をオープンするにあたり、特注 をしたものなんです♪
ガラスの色がそれぞれに違っています。
色ガラスなのでチーズも引き立ちますね。
生徒さんの中には、チーズプロフェッショナル試験やワインエキスパート試験を
受ける方もいらっしゃり、私も刺激をもらっています。
今日から、週に1・2回のペースでワインの勉強を始めることにします!
資格マニアなので(笑)勉強していないと、気持ちが落ち着きませんね。
息子2人も今年、一級建築士に初挑戦とのこと。
母さえ受かったんだから、頑張られよ!
そして、長男へ。 誕生日おめでとう。 見てるかわからないけどね。
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日曜日 nousaku チーズ講座 最終回
- 2010年04月27日 (火)
ブログに載せたいことがたくさ~んあるのに、
ブログアップする時間が無い!
そのジレンマに陥っています。
話題は旬でないといけないのに、時間が経過 ・・・
チーズ講座は、外せないので時間が経ちましたが、載せますネ!
あっという間の6回目、最終回です。
今回はチーズの切り分け方、プラトー(盛付け)、チーズと飲み物の組合せ。
チーズは 「まとめ」 いうことで、バラエティに富んだものを。
左上より、時計回りで
●シャロップシャーブルー (Shropshire Blue)
イギリス ブルーチーズ
イギリスの有名な青カビチーズに「スティルトン」がありますが、そのスティ ルトンにも
似た味わいを持ちながら、見た目は全く異なる鮮やかなオレンジ色 をし、大理石模様の
ブルーが美しく広がります。
オレンジ色は、レッドチェダー、ミモレットなどにも使われ ている「アナトー」という
植物性の天然色素で着色しています。
●ルブロション・ド・サヴォアAOC (Reblochon de Savoie)
フランス セミハードチーズ
「ルブロション」とは、再び搾るという意味があります。
「ルブロション」には酪農工場製と農家製があり、農家製には10円玉ほどの
緑のカゼインマークがあるのですぐに区別が可能です。
「ルブロション」のフランスでの人気は高く、「コンテ」「ロックフォール」「カンタル」等と
共に多くの生産量を誇ります。
●エポワスAOC (Epoisses)
フランス ウォッシュチーズ
フランスの美食家、ブリヤ=サヴァランが「チーズの王様」と称賛しました。
製法は乳酸菌で凝固させ、熟成中は マール・ド・ブルゴーニュで洗い、
陶器のような滑らかな肌を作ります。
強烈な個性をもつ風味は愛好者の垂涎の的です。
●ブリヤ・サヴァラン (Brillat Savarin)
フランス フレッシュチーズ
かの有名なフランスの美食家の名前にちなんで名づけられました。
さわやかな酸味と、とろける様ななめらかな口当たりは、大変食べやすく
どなたにも好まれます。
軽くフルーティなワインやスパークリングワイン・ シャンパンなどともお勧めです。
●セル・シュール・シェールAOC (Selles-sur-Cher )
フランス シェーブルチーズ
春先から初夏にかけてがシェーブルの旬です。
ロワール河の支流であるシェール河の沿岸の「セル・シュール・シェール」という
町の名前が付いています。
セル・シュール・シェールはしっとりと肌理が細やかで、上品な食べ心地がとても良く
シェーブルの中の女王と言われています。
● ボーフォールAOC
フランス ハードチーズ
反り返った側面が特徴で、高さが12cm以上重量も40kg超の大型チーズです。
この種のチーズの中でも、外観から容易に見分けられることができます。
味は、長期熟成タイプに見られる白い結晶からも深いコクをかもし出しています。
アルプスの山の高地で作られる山の代表チーズで、プリンスの気品さも
持ち合わせています。
今回は、「ボーフォール・アルパージュ」 標高1500m以上の山で家畜が
若草を食べて育つ夏の放牧期食のミルクで作られるのでその味わいは格別。
さて、盛り合わせです。
あれこれ悩みながら、並べてみました。
器の高さや大きさ、形、配置などのセッティングを楽しみながら。
生徒さん手作りの 「桜のチーズケーキ」 です。
ほのかなピンクが、最後の桜を感じさせます。
桜繋がりで、こちらは 高岡桜馬場通りの八重桜。
今が満開です。
品種や日当りの具合で 家の辺では
1ヶ月くらいお花見ができます~♪
今回は、お仕事や東京帰りで時間が遅くなっても
駆けつけてくださって、いつもの如く和気藹藹と楽しい時間を。
たまたま、お客様として来られた男性は
女子に囲まれご機嫌!(笑)
そんな和やかな講座も終了とは・・・
淋しいです。 (:_;)
またいつかのイベントをお約束して
お別れとなりました。
みなさん、お疲れ様でした。 m(_ _)m
またね♪
水曜日 nousaku チーズ講座 4回目
- 2010年04月15日 (木)
4回目は、青カビタイプチーズ&スペイン・スイスです。
手前
●ケソ・デ・バルデオン IGP (Queso de Valdeon)
スペイン北部地方は、ブルーチーズを作り出すのに不可欠な自然環境条件を供えた
洞窟がたくさんあります。
カスティーリャ・レオン産の塩水に漬けた楓の葉に包まれているのが特徴で、
しっとりとして、口の中で深みのある芳醇で濃厚な味わいがあります。
奥左より
●ロックフォール AOC (Roquefort)
世界三大ブルーチーズの一つです。
あとの二つは、イタリアのゴルゴンゾーラ、イギリスのスティルトン。
2000年以上の歴史を持ち、ピッリとした風格のある男性的な味わいはチーズの
愛好家をとりこにしています。
●スティルトン (Stilton)
世界3大ブルーチーズ [ ロックフォール(=フランス)、 ゴルゴンゾーラ(=イタリア) 、
スティルトン(=イギリス) ] のスティルトン。大理石模様のブルーが美しく広がります。
ホロホロと崩れる食感で、独特のカビの苦い感じとはっきりした旨みがあります。
水分が少ないので、他の青カビより乳清も出にくく味も安定しています。
イギリスではポートワインに合わせるのが定番です。
●ゴルゴンゾーラ DOP (Gorgonzola)
このチーズには、ドルチェ(甘口)と ピカンテ(辛口)があります。
リゾットに入れたり、ゴルゴンゾーラソースを作ってパスタにかけるなど料理に
使われることが多いです。
左より
●エメンタール AOC (Emmental)
トムとジェリーのおかげですっかりおなじみになった穴のあいたチーズ。
グリュイエールともにスイスの代表チーズでスイスでは「チーズの王様」と
呼ばれています。 世界で一番大きく、サクランボ大からクルミ大の「チーズアイ」と
よばれる気孔が特徴。 グリュイエールとともにフォンデュに欠かせません。
●グリュイエール AOC (Gruyere)
エメンタールと並んでスイスの代表チーズでスイスでは「チーズの女王様」と
呼ばれています。 クリーミーでコクがあり、フォンデュに使います。
チーズ料理の万能選手でチーズフォンデュやキッシュ、またオニオングラタンスープ
などに欠かせない存在。
●ケソ・マンチェゴ DOP (Queso Manchego)
スペインのチーズとしては最も知名度が高く、あのセルバンテスの伝説的作品
「ドン・キホーテ」の中にも登場しています。
熟成15ヶ月の凝縮された羊乳の旨味と甘さ、ほんのり漂うナッツの香りが楽しめます。
側面の模様は、エスパルトという茅の一種を編んだ帯で巻いて成型したために
付きましたが、現在はプラスチックのモールドで付けられています。
●イディアサバル DOP (Idiazabal)
フランスとの国境バスク地方及び、ナバラ地方の北西部で作られている羊乳製
チーズ。 羊のミルクの甘みと酸味、そして軽いスモーク香が楽しめます。
使用するミルクはラチャ羊やカランサナ羊といった土地の羊の無殺菌乳のみ、
凝固剤は小羊の塩漬けを使うなど、厳しい規定のなか造られています。
●ラクレット (Raclette)
「ラクレット」という言葉の意味は‘削り取る’(ラクレ)であって、もともとは暖炉や
専用のオーブンでチーズを溶かして、その部分をそぎ取ってジャガイモなどに添える
チーズ料理の名前だったものが、チーズ名になりました。
表皮を洗う過程があるのでウオッシュタイプのような匂いがします。
しっとりと柔らかめでミルクの甘みとナッツのような風味を感じることができます。
盛り付けた様子。
今回は、チーズが盛りだくさんで溢れていますね。
手作りのパン。 ブルーチーズに合いました!
いつも、ありがとうございます。 m(_ _)m
手土産のHIGASHIYA 野菜チップも。
薄味で脂っこくなく、野菜そのものの味がします。
チーズ講座が終わり、みなさんで歓談後
夕飯を食べていない私に、お付き合いいただきました。
チーズをたっぷり食べ、CAVA&ワイン(数杯?)の後に
お誘いしたのにがっつり羊。
写真はほんの一部(汗) みなさん肉食女子!(笑)
では、次回も楽しみにしていま~す♪
日曜日 nousaku チーズ講座 5回目
- 2010年03月28日 (日)
今回は、ウォッシュタイプチーズとイギリス・ドイツ・オランダのチーズです。
●ピエ・ダングロワ (Pie d’Angloys)
表面を塩水で洗ったあと、清水で洗い流して熟成させるためウォッシュチーズ特有の
強い匂いがしないので初心者でも抵抗なく食べられます。
脂肪分が高く、マイルドでなめらかでクリーミー。
●モンドールAOC (Mont – d’or)
チーズの真珠と称賛されます。
8月15日から3月15日までしか製造されない季節限定チーズ。
モミの木の樹皮で巻き、モミの木の棚の上で洗いながら熟成させます。
熟成したチーズは流れるようにトロトロで、木箱から外すことができなくて
スプーンですくって食べます。
●レッドチェダー (Red Cheear)
イギリスのみならず、世界中でも親しまれている「チェダー」チーズを、
色鮮やかなオレンジ色を強くして作ったのがこの『レッドチェダー』です。
もともと、このチーズ独特の”チェダリング法”という製法で作られるのですが、
そのおいしさが今や世界各地に広まり、多くの国々で製造されるようになりました。
ゴーダチーズと並びプロセスチーズの主な原料となっています。
●スティルトン (Stilton)
世界3大ブルーチーズ [ ロックフォール(=フランス)、 ゴルゴンゾーラ(=イタリア) 、
スティルトン(=イギリス) ] のスティルトン。大理石模様のブルーが美しく広がります。
ホロホロと崩れる食感で、独特のカビの苦い感じとはっきりした旨みがあります。
水分が少ないので、他の青カビより乳清も出にくく味も安定しています。
イギリスではポートワインに合わせるのが定番です。
●ゴーダ (Gouda)
オランダで生産されるチーズの半数以上を占めます。
熟成期間で味が異なり 1ヶ月 ~ 48ヶ月の熟成別に販売され、
その組織、色、ともにかなりの変化があります。
味わいは若ければ若いほどしっとりととして食べやすいですが、
熟成を重ねるごとに組織も引き締まり、旨味が増します。
盛り付けたところです。
それぞれお好みの器で。
すっかり、チーズをたいらげ、ワイン3本目に突入!
これから、着物リフォームの洋服を着たり脱いだりで
女性6人で今宵も楽しく盛り上がりました~♪
水曜日 nousaku チーズ講座 3回目
- 2010年03月11日 (木)
3回目は、ハードチーズ&イタリアチーズです。
右より
● ペコリーノ・ロマーノDOP
歴史的にイタリア最古のチーズです。
羊乳で作るチーズを総称してペコリーノと呼び、ロマーノはローマ近郊で作られたことを表しますが、現在は大半をサルディーニャ島で生産しています。
羊乳のシーズンに従い、ロマーノ造りは、11月から翌年の6月末までの8ヶ月間。
● グラナ・パダーノDOP
「パルミジャーノ・レッジャーノ」と同じ形をしていますが、「パルミジャーノ・レッジャーノ」に比べると
風味もまろやかでデリケート、バターのような風味があります。
また、価格もリーズナブルでパスタをはじめ様々なお料理に使えることから
「キッチンのハズバンド」と呼ばれている程。お好みのお料理にたっぷりとご活用下さい。
● ボーフォールAOC
反り返った側面が特徴で、高さが12cm以上重量も40kg超の大型チーズです。
この種のチーズの中でも、外観から容易に見分けられることができます。
味は、長期熟成タイプに見られる白い結晶からも深いコクをかもし出しています。
アルプスの山の高地で作られる山の代表チーズで、プリンスの気品さも持ち合わせています。
今回は、「ボーフォール・アルパージュ」 標高1500m以上の山で家畜が
若草を食べて育つ夏の放牧期食のミルクで作られるのでその味わいは格別。
●モルビエAOC (Morbier)
コンテを造った後の残ったカードと翌日のカードを合わせて造ったのがはじまりです。
チーズの中心に黒い線が横に走っているのが特徴。
これは前日のカードを一晩保存するときに虫が着かないように、チーズ製造の銅鍋の
底についたススを表面に塗り、その上に翌日のカードを重ねて造ったからと言われています。
現在はその意識も薄れていますが、このチーズの伝統的なスタイルとして線は残されています。
● プロボローネDOP
元々は南イタリアで作られていましたが、今では主に北イタリアで作られています。
南イタリア ナポリの言葉で、ボールを意味する「プロヴァ」から名づけられました。
その名の通り、以前はボール形に作られていましたが、今ではソーセージの形や
洋ナシ形など色々な形があります。
若いうちはミルキーな味わい。引き締まっていて、弾力があります。
加熱するとよく伸びて、なめらかに溶けるので、料理に使うのもおすすめです。
●モッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナDOP
(Mozzarella di Bufala Campana)
ナポリ近郊の湿地帯では昔から水牛が生息し、モッツァレッラも本来は水牛がルーツです。
水牛は頭数も作乳量も少なめで高価ですが、本物ならではのミルキーさが魅力です。
盛付けは、先日と同じギヤマン陶。
この器、今回の東京見て回りで、2軒のお店で遭遇しました。
生徒さん手作りのパンも、とてもチーズに合い、
スプマンテで今宵も楽しいひととき。
生徒さんが一ヶ月後を心待ちにされていること
とても嬉しく思いますが、実は私が一番望んでいる・・・
前向きな生徒さんばかりで、ほんと、刺激されています。
ありがとうございます。
6回でコースが終了してしまうので、「落第して、また通いたい」との
声もあり、嬉しい限りです。
日曜日コースと水曜日コースの、どちらのコースの方々も
絶対に感性が合うと思うので、みなさん合同でチーズパーティも
できたらいいなぁ ・・・なんて思っています。
ソムリエさんも数名いらっしゃるので、「チーズ&ワイン」の講座も・・・
いろいろな楽しいこと、頭に浮かびます♪
このブログで、その様子を紹介できるといいですね。
日曜日 nousaku チーズ講座 4回目
- 2010年03月01日 (月)
4回目は、青カビタイプチーズ&スペイン・スイスです。
右より
●ロックフォール AOC (Roquefort)
世界三大ブルーチーズの一つです。
あとの二つは、イタリアのゴルゴンゾーラ、イギリスのスティルトン。
2000年以上の歴史を持ち、ピッリとした風格のある男性的な味わいはチーズの
愛好家をとりこにしています。
●ゴルゴンゾーラ DOP (Gorgonzola)
このチーズには、ドルチェ(甘口)と ピカンテ(辛口)があります。
リゾットに入れたり、ゴルゴンゾーラソースを作ってパスタにかけるなど料理に
使われることが多いです。
●ケソ・デ・バルデオン IGP (Queso de Valdeon)
スペイン北部地方は、ブルーチーズを作り出すのに不可欠な自然環境条件を供えた
洞窟がたくさんあります。
カスティーリャ・レオン産の塩水に漬けた楓の葉に包まれているのが特徴で、
しっとりとして、口の中で深みのある芳醇で濃厚な味わいがあります。
●イディアサバル DOP (Idiazabal)
フランスとの国境バスク地方及び、ナバラ地方の北西部で作られている羊乳製
チーズ。 羊のミルクの甘みと酸味、そして軽いスモーク香が楽しめます。
使用するミルクはラチャ羊やカランサナ羊といった土地の羊の無殺菌乳のみ、
凝固剤は小羊の塩漬けを使うなど、厳しい規定のなか造られています。
●ケソ・マンチェゴ DOP (Queso Manchego)
スペインのチーズとしては最も知名度が高く、あのセルバンテスの伝説的作品
「ドン・キホーテ」の中にも登場しています。
熟成15ヶ月の凝縮された羊乳の旨味と甘さ、ほんのり漂うナッツの香りが楽しめます。
側面の模様は、エスパルトという茅の一種を編んだ帯で巻いて成型したために
付きましたが、現在はプラスチックのモールドで付けられています。
●ラクレット (Raclette)
「ラクレット」という言葉の意味は‘削り取る’(ラクレ)であって、もともとは暖炉や
専用のオーブンでチーズを溶かして、その部分をそぎ取ってジャガイモなどに添える
チーズ料理の名前だったものが、チーズ名になりました。
表皮を洗う過程があるのでウオッシュタイプのような匂いがします。
しっとりと柔らかめでミルクの甘みとナッツのような風味を感じることができます。
以下の2個は写真には写っていませんが、スイスのチーズ2個。
こちらは、バケットに2種類乗せてオーブントースターで。
市販のとろけるチーズとは全然違いますよ!
●エメンタール AOC (Emmental)
トムとジェリーのおかげですっかりおなじみになった穴のあいたチーズ。
グリュイエールともにスイスの代表チーズでスイスでは「チーズの王様」と
呼ばれています。 世界で一番大きく、サクランボ大からクルミ大の「チーズアイ」と
よばれる気孔が特徴。 グリュイエールとともにフォンデュに欠かせません。
●グリュイエール AOC (Gruyere)
エメンタールと並んでスイスの代表チーズでスイスでは「チーズの女王様」と
呼ばれています。 クリーミーでコクがあり、フォンデュに使います。
チーズ料理の万能選手でチーズフォンデュやキッシュ、またオニオングラタンスープ
などに欠かせない存在。
チーズを+FUNさんで買い求めたお皿に盛りつけてみました。
下尾デザインさんのトレイも重宝しますね。
長い器は大人数の時に、使い勝手がいいわ!
スペインのCAVAで乾杯♪
昨晩は、みなさんほろ酔いでしたね。
では、また来月~
水曜日 nousaku チーズ講座 2回目
- 2010年02月11日 (木)
一ヶ月半遅れで、水曜コースが始まり、
第2回目が終了しました。
山羊チーズ&フランス東部・南部 です。
右上より時計回りで
●サント・モール・ド・トゥーレーヌAOC (Sainte-Maure de Touraine)
薪のような珍しい形をしたチーズです
型崩れを防ぎ、中に空気を送り込むために、中央に藁を一本通してあります。
表面に木炭粉をまぶしてあるので黒色。
若いものはフレッシュな酸味があり、熟成が増すにつれて山羊乳製チーズらしい
個性は強まりますが、丸みを帯びた味になり、ミルクのコクが感じられます。
●フルール・デュ・マキ (Fleur du Maquis)
‘フルール・デュ・マキ’というのは「潅木(マキ)に咲く花」という意味。
外側に乾燥したローズマリーやサリエットといったハーブがまぶしてあり、
上には粒胡椒、とうがらしがのっています。
羊乳特有のやさしい風味とわずかな酸味、さらに熟成とともにしみ込んだ
ローズマリーの香りが心地よいです。 周囲のハーブは取り除いても。
●バノンAOC (Banon)
バノン・ア・ラ・フォイユの名前の『フォイユ』は、葉っぱです。 使用するのは栗の葉。
何枚も使ってていねいに包み、Raphiaというヤシの繊維で結びます。
若いうちは組織は白くひきしまり、ほっくりした食感ですが、熟成するととろりと
やわらかく、濃厚になります。
●リゴット・ド・コンドリューAOC (Rigotte de Condrieu)
2009年1月15日付の官報で、「リゴット・ド・コンドリウ」がAOCとして認められ、
チーズとしてはフランスで45番目のAOCチーズとなりました。
直径4cm程、高さ2cmに満たない、わずか40gのかわいいシェーブルチーズ。
販売場所の一つであるコンドリウの地名を付けて「リゴット・ド・コンドリウ」と
呼ばれるようになりました。
●オッソー・イラティ・ブルビ・ピレネーAOC (Ossau – Iraty Brebis Pyrenees)
羊乳特有の甘味と旨味の強いチーズで、後味が極めてよく、後を引きます。
初夏から秋までピレネー山岳に追い上げられた羊は、花の咲いた高原植物を食べ
香り高いミルクを出し至高の味を造ります。
この変わった名前は、ベアルヌ地方のオッソーの谷と、
バスク地方のイラティの森に由来します。
●サン・ネクテールAOC (Saint – Nectaire)
表皮は,熟成中についた、自然の白、赤、黄色のカビに覆われています。
かすかなシャンピニオン(マッシュルーム)の香りとノワゼット(ヘーゼルナッツ)の
香りが入り混じった独特な味わいで、柔らかい弾力が特徴のチーズです。
写真のチーズはカビが綺麗に取り除かれています。
さて、お待ちかねの試食タイムです。
上巳の節句(桃の節句)をイメージして盛付けていただきました。
貝合わせの貝にドライフルーツ、桃の花を添え、菱餅方のゼリー・・・
それでは、また来月ね~
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